mikiochiba さんの日記
2011
8月
27
(土)
14:03
本文
前の日記で問題点を指摘したが、案の定、国の基本方針は単に「人の住む狭い範囲の放射線物質の低減」が目的で、その結果放射性物質が環境へ拡散されることについては何ら考慮されていないことが分かった。
その第一は、汚染された土壌、枝、芝生などを回収した後の最終保管場所が決まっていなし、その後の処理についても示されていない。
第二は洗浄に使った汚染水に関しては、全く考えていない。汚染水をそのまま環境に流す。これが放射性物質の拡散に繋がるのは火を見るより明らかだ。
基本的な認識のないまま「基本方針」が策定された。
ある意味『除染』とは、局地的な「戦術」である。環境へは「戦略」的に対応する必要がある。
つまり、最初の段階から回収材を使って
「環境から放射性物質を分離・回収し、汚染物質の嵩を減じる」
ことを考える必要があった。
そして、環境への拡散は
「二次被害、三次被害を招く」
という恐れを持たなければならない。
日本という国には『国家戦略』を持った歴史がない、と看破したのは作家の故・司馬遼太郎だった。あったのは思い上がりと、身勝手な希望的観測と、わずかばかりの局地的な戦術だけ。
その結果、66年前に国家を崩壊の淵に追いやり、66年後の今、再び国民を塗炭の苦しみに陥れた。
その認識が、残念ながら政府・政治家・官僚をはじめ日本のエスタブリッシュメントの多くにはない。それが現状の醜態に繋がっている。
その第一は、汚染された土壌、枝、芝生などを回収した後の最終保管場所が決まっていなし、その後の処理についても示されていない。
第二は洗浄に使った汚染水に関しては、全く考えていない。汚染水をそのまま環境に流す。これが放射性物質の拡散に繋がるのは火を見るより明らかだ。
基本的な認識のないまま「基本方針」が策定された。
ある意味『除染』とは、局地的な「戦術」である。環境へは「戦略」的に対応する必要がある。
つまり、最初の段階から回収材を使って
「環境から放射性物質を分離・回収し、汚染物質の嵩を減じる」
ことを考える必要があった。
そして、環境への拡散は
「二次被害、三次被害を招く」
という恐れを持たなければならない。
日本という国には『国家戦略』を持った歴史がない、と看破したのは作家の故・司馬遼太郎だった。あったのは思い上がりと、身勝手な希望的観測と、わずかばかりの局地的な戦術だけ。
その結果、66年前に国家を崩壊の淵に追いやり、66年後の今、再び国民を塗炭の苦しみに陥れた。
その認識が、残念ながら政府・政治家・官僚をはじめ日本のエスタブリッシュメントの多くにはない。それが現状の醜態に繋がっている。
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