hori さんの日記
2011
11月
15
(火)
10:24
本文
母親が入院することになって、今週の日曜日から熊本に来ている。
入院といっても、外反母趾の手術の為で、命に別状があるわけではない。
にもかかわらず、なぜ熊本に来ているかというと・・・原因は親父になる。
うちの親父は、すでに死後となりつつある悪い意味での『九州男児』・・・・つまりは亭主関白、家の事は何もしない、取りようによっては女性蔑視(当然ながら本人にその自覚はない)、頑固、無精者etc・・・を絵に描いたような、いわゆる絶滅危惧種。
外反母趾の手術は、術後約3週間は一切足をつくことができないのだが、この絶滅危惧種を50年以上の歳月をかけて純粋培養してきたのは、誰あろう母親自身であるため、ほったらかしにしておくと父親のケアのため無理をして母親の回復が遅れるという判断なわけだ。
お互いに70を過ぎて、いくらなんでもこのままではまずいと判断したのか、張本人である母親によって、最近でこそ多少身の回りのことを自分でやるようにはなったが、所詮は5歳児程度のレベルであるうちの親父。
昔は朝から靴下さえ自分で履くことはなかった。
(これは九州の男全般にいえることではありません。あくまで絶滅危惧種のうちの親父だけ。)
うちの母親は、父親の靴下を履かせながら、当時幼稚園児であった私に『自分のことは自分でしなさい!』と平気で叱り付けるような、つわものでもあるのである。
ところで、世間にも広く認知されているこの『九州男児』という言葉。
これは残念ながら、非常にクレバーな九州の女たちが作り上げた幻想以外の何者でもない。
それは、うちの家庭を見ていると非常によくわかる。
とりあえず、対外的におだててさえおけば非常に扱いやすい『男』という生き物を上手にコントロールするための、非常に優れたマネージメント方法である。
まじめな話をすると、一般的に夫婦間の問題にかかわらず、交渉ごとなどに広く応用することができる。
最近話題のTPPはじめ、交渉ごとの席でへりくだり、いかにも相手に都合のいい話し合いの流れに見せかけておいて、実は自分の思い通りの着地点に落とし込む。
これは、本来日本人が得意としてきた交渉術だったはずだ。
戦後、欧米化の流れの中で、十分なディベート力強化の教育もないまま、国際化の波に飲み込まれていった日本。
権利を勝ち取るわけでもなく、与えられてくるだけだった歴史の中で、戦後ニッポンに決定的にかけているところなのかもしれない。
自国のエゴをぶつけ合う外交交渉の場で日本はもう一度、自分なりの戦い方を問い直す必要があるかもしれない。
次のTPP交渉の席、うちの母親を連れて行ったらどうだろう?
案外ニコニコして相手の言いなりになっているように見せかけて、結局こちらに都合のいい落としどころに着地させてしまうのかもしれない。
何を隠そう、悲しいかなこの『九州男児』マジックの洗礼を受けて育ったこの私も、父親を反面教師にして育ったと自負しているににもかかわらず母親の巧みな交渉術に踊らされてこうやって熊本で仕事をこなすハメになっている。
む~~ん、侮れんぞ九州女・・・・・・
まぁ、要は九州の女はしたたかだよって話です。
入院といっても、外反母趾の手術の為で、命に別状があるわけではない。
にもかかわらず、なぜ熊本に来ているかというと・・・原因は親父になる。
うちの親父は、すでに死後となりつつある悪い意味での『九州男児』・・・・つまりは亭主関白、家の事は何もしない、取りようによっては女性蔑視(当然ながら本人にその自覚はない)、頑固、無精者etc・・・を絵に描いたような、いわゆる絶滅危惧種。
外反母趾の手術は、術後約3週間は一切足をつくことができないのだが、この絶滅危惧種を50年以上の歳月をかけて純粋培養してきたのは、誰あろう母親自身であるため、ほったらかしにしておくと父親のケアのため無理をして母親の回復が遅れるという判断なわけだ。
お互いに70を過ぎて、いくらなんでもこのままではまずいと判断したのか、張本人である母親によって、最近でこそ多少身の回りのことを自分でやるようにはなったが、所詮は5歳児程度のレベルであるうちの親父。
昔は朝から靴下さえ自分で履くことはなかった。
(これは九州の男全般にいえることではありません。あくまで絶滅危惧種のうちの親父だけ。)
うちの母親は、父親の靴下を履かせながら、当時幼稚園児であった私に『自分のことは自分でしなさい!』と平気で叱り付けるような、つわものでもあるのである。
ところで、世間にも広く認知されているこの『九州男児』という言葉。
これは残念ながら、非常にクレバーな九州の女たちが作り上げた幻想以外の何者でもない。
それは、うちの家庭を見ていると非常によくわかる。
とりあえず、対外的におだててさえおけば非常に扱いやすい『男』という生き物を上手にコントロールするための、非常に優れたマネージメント方法である。
まじめな話をすると、一般的に夫婦間の問題にかかわらず、交渉ごとなどに広く応用することができる。
最近話題のTPPはじめ、交渉ごとの席でへりくだり、いかにも相手に都合のいい話し合いの流れに見せかけておいて、実は自分の思い通りの着地点に落とし込む。
これは、本来日本人が得意としてきた交渉術だったはずだ。
戦後、欧米化の流れの中で、十分なディベート力強化の教育もないまま、国際化の波に飲み込まれていった日本。
権利を勝ち取るわけでもなく、与えられてくるだけだった歴史の中で、戦後ニッポンに決定的にかけているところなのかもしれない。
自国のエゴをぶつけ合う外交交渉の場で日本はもう一度、自分なりの戦い方を問い直す必要があるかもしれない。
次のTPP交渉の席、うちの母親を連れて行ったらどうだろう?
案外ニコニコして相手の言いなりになっているように見せかけて、結局こちらに都合のいい落としどころに着地させてしまうのかもしれない。
何を隠そう、悲しいかなこの『九州男児』マジックの洗礼を受けて育ったこの私も、父親を反面教師にして育ったと自負しているににもかかわらず母親の巧みな交渉術に踊らされてこうやって熊本で仕事をこなすハメになっている。
む~~ん、侮れんぞ九州女・・・・・・
まぁ、要は九州の女はしたたかだよって話です。
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