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mikiochiba さんの日記

 
2011
7月 4
(月)
11:55
放射性物質除去法 3
本文
2)飲料水への対応
 浄化の過程では、沈殿槽に前述のa、bの方法で対応。もしくは、フェロシアン化鉄を投入し、槽の底に溜まった沈殿物を回収して保管後、同様に東電もしくは国に引き取ってもらう。
 家庭では、蛇口に逆浸透膜タイプの浄化器を設置。ただし、逆浸透膜は定期的に交換しなければならない。これは、メーカー側に相談すること。ちなみに、このタイプの浄化器はかなり高価だ。

3)汚染土壌への対応
 水に溶けやすいという性質を利用し、まず土壌中の放射性物質を水に移す。場合によっては、より溶けやすくするため、酢酸などで水を弱酸性にする。汚染土壌には予め水を散布して土ぼこりが立たないようしておく。
 ドラム缶などに汚染土壌と水を入れて攪拌。しばらく置いて、上澄みの水を別な容器に移してフェロシアン化鉄の粉末を投下。水の色がブルーから透明になれば、放射性物質の水からの分離が完了。水は下水に流す。この作業を繰り返すことで汚染土壌の浄化ができ、土壌は元に戻すことができる。吸着・濃縮された汚泥は、同じように回収処理する。
この方法は、今すぐにでも学校のグラウンドに放置されている汚染土壌の処理に使える。早急に取り組む必要がある。子どもたちをいつまで屋内に閉じ込めておくのか! 一日も早く彼らがグラウンドを走り回る姿が見たい。
また、下水路でかなり放射線量の高いホットスポットが伝えられている。各所から流れてきた放射性物質が汚泥に蓄積されているからで、上に挙げた方法はこれの処理にも応用できる。
いずれにしても、手をこまねいている場合ではない。ガイガーカウンターで線量を測って一喜一憂するのではなく、根本的な対応は原因である放射性物質を取り除くことだ。それなくして、子どもたちの未来はない。彼らの未来を奪ってはならないのだ。


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